三堀裕雄氏寄稿
―千葉ベイエリア観光プロモーションin市川に参加してー
市川市をはじめ、千葉市、浦安市など6市の観光課(一部別称)および観光協会のメンバーが集まり、「千葉ベイエリア観光連盟」をつくり、年に1〜2回、回り持ちで各市の観光資源を発掘し、ともに視察、話し合い、今後の観光行政に反映させる仕事をしています。その際、我々日本旅行記者クラブのメンバーやラジオ・テレビで「旅」の番組を持っているフリーの記者、夕刊紙・地元のミニコミ誌の記者などが一緒に取材し、記事を書いたり、放送で紹介しています。
1月30日(金)、市川市を舞台に「観光プロモーションツアーin市川」が行なわれ、24名の関係者が午前9時30分JR下総中山駅前に集まりました。市川市 文化国際部 観光交流担当の方から、コースの説明があり、早速行動を開始しました。
コースは、JR下総中山駅→中山法華経寺→東山魁夷記念館→クリーンスパ市川(昼食、入浴)→中台神輿製作所→徳願寺→フローアップ会議→JR市川駅。市の関係者と同時に「市川案内人の会」の方が、一緒に付いていただき、各所で説明を聞いたので、とてもよくわかりました。ところで、我々は全国の観光地を取材し、一般紙、旅専門の雑誌などに「旅行記事」を書いたり、ラジオなどで放送していますが、折角取材に行ったので、現地の観光関係者と「もっとこうすれば良くなるのに・・・」などといつも話をする。そこで、今回の取材で感じたことを書くと・・・。
1、普通、中山法華経寺をお参りする方は、「五重塔」「法華堂」「祖師堂」などをお参りして帰る人が多いのと思うのですが、平安神宮、築地本願寺を設計した、伊東忠太氏が設計した「聖教殿」はぜひ見てほしい見所で、さらに案内人の方がいれば一層よくわかります。
2、「東山魁夷記念館」については、通常画家の美術館というと、その画家の代表的作品を飾っているところがほとんどですが、ここは、東山魁夷氏の誕生、芸大での勉強、ヨーロッパでの勉強、絵の製作、帰国後の活躍など時代を区切って詳しく紹介していて、東山魁夷氏について詳しくわかるようになっています。ここに来て氏について勉強すると氏の作品が一層よく分かるということで評判を呼んでいることがわかります。
3、工業団地の1角にある「クリーンスパ市川」で、昼食をとり、その後、お風呂に入りました。2007(平成19)年開業の新しい施設で、とても清潔です。地下1200mから湧き出した天然温泉が外の露天風呂に掛け流しであふれ、さらに露天の五右衛門風呂があり、ジェットバス、寝湯、サウナまで完備。スポーツエリアがあり、プール、スタジオ、ジム、ウエイトマシーンなどが完備、健康増進が図れます。天然温泉だけでなく、お湯の熱源は隣のクリーンセンターから引湯。
4、午後は、まず本塩にある「中台神輿製作所」へ。いつも見る神輿がどのように作られるか興味津々で、神輿作りの最初から出来上がりまでのすべて工程をやっているのはここだけとか。
5その後、歩いて10分くらいのところにある「徳願寺」へ行きました。歴史のある立派なお寺で、美しい中庭、宮本武蔵のかいた「だるまの絵」などありますが、円山応挙が書いた幽霊の絵」は寺宝で、年に1〜2回しか見られないのはとても残念に思いました。
6、クリーンスパ市川は、ある意味、「市川の顔」です。これからこの施設が首都圏の人々に今まで以上に知られるようになると、もっと観光客がやってきます。そのため、たとえば市の花の「バラ」を植えた庭園が駐車場の1角にあってもいいと思います。また、全国でも珍しいお神輿をつくる会社が市川にあるという事を皆さんに知らせる意味でも、また、市の貴重な遺産であるという意味でも、ここのロビーにお神輿を1台飾り、さらにお神輿ができるまでの工程を紹介したり、つくったお神輿を担いでいる全国の祭りを紹介したビデオを1年中、流してもいいのではないでしょうか?
7、徳願寺は、土・日曜日のみとか、月に1回とか、または、桜のシーズンとか、「市川案内人の会」の案内で、JRの駅に集合し、10〜15名程度のツアーをして実行してもいいのではないでしょうか?
俳優の地井武男さんが、市川を気に入って「ちい散歩」で、3回も取材、散策してくれたのもやはり、この市川に魅力を感じたからでありましょう。いずれにしても、東京都内から近くしかも、文化と歴史を誇る市川市ですが、もっともっといろいろな人に知ってもらい、訪ねてもらいたいと思いながら市川市を後にしました。
三堀裕雄
(千葉県観光協会 観光振興アドバイザー)
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